バックロードホーン 気ままに一言 8054


無題

1:菅野:

2024/04/09 (Tue) 19:49:36

木片でスロートと容積を合わせました。音がまとまってきました。低音がしっかり、中音抜けも収まりました。ピンポイントで精度が求められるものですね。渡辺様が外すとただの箱とおっしゃる意味が少しわかりました。それだけに作り甲斐があって皆さん頑張るのでしょうね。不思議で楽しい箱ではあります。
2:渡辺章:

2024/04/09 (Tue) 20:35:08

諦めの悪い私はそこから微調整を行うんですよ(^^♪
最低再生限界が2Hz下がった・3Hz下がった・・・って具合で、周波数特性を計測しながら楽しんでいます。
本当に僅かの差(ミリ単位)なので、耳で変化を感じるのは難しいですから、ココと決めたら信じるのが一番だと思いますよ。
次の課題は空気室内の吸音材の増減ですので、開口部から低域寄りの中音の音圧が下がる適正量を探して下さい。
入れ過ぎると肝心の低域の音圧も下がってしまいますので、そのギリギリを狙うのがコツです。
バスレフ型等と違い、バックロードホーンは自分で音造りが出来るので、いじるのも面白いと思いますよ。
3:菅野:

2024/04/10 (Wed) 19:49:20

なるほど吸音材の量でも調整が利くのですね。一旦少しにして増やしていってみます。奥が深いですね。
しかしいい音で音楽を楽しめることは幸せですね。
4:渡辺章:

2024/04/10 (Wed) 21:33:36

出来合いのバックロードホーンエンクロージャーは音道に手が付けられないため、空気室容量とスロート断面積、そして吸音材の増減だけがユーザーに許された唯一の改造ポイントです。
そのため100%のデキを求めるのは不可能なのですが、触れる箇所だけでも手を加える事で、劇的に音の改善が出来る可能性がありますので是非頑張って下さい。
吸音材の増減は、「少ない⇔多い」を交互に行い、中心点を探す方法が時短に繋がります。
吸音材の調整は何度もスピーカーユニットの着脱が必要になるため、「鬼目ナット」を埋め込んで行う方が手間も減りますし、エンクロージャー側のネジ穴を痛める事も無くなりますので、一手間かかりますがお勧めの方法です。
調整方法はご自身の耳に頼るか、周波数特性を計測するかの2方法ですが、耳に頼る場合は低域寄りの中音が開口部から僅かに聴こえる程度で、更に低い周波数の音が小さくなり過ぎていないかを確認します。
調整箇所のメインは空気室内ですが、開口部にフェルトを敷く事でも可能ですので、微調整は開口部で行なうのが楽だと思います。
以上が吸音材の増減調整の方法ですが、調整が上手く行くとバックロードホーンの悪い癖が激減し、フラットで聴きやすい音に変わりますので、外せない調整となります。
5:菅野:

2024/04/12 (Fri) 20:06:30

渡辺様
吸音材、ふわふわのグラスウールだと、型崩れしてくるのですが、ニードルフェルトを使われたことはございますか?もしあれば感想お聞かせください。
6:渡辺章:

2024/04/12 (Fri) 21:09:24

私は空気室に貼る吸音材は昔から10mm厚のニードルフェルトです。
増やす分には2枚重ね、減らす分には引っ張って伸ばせば良いので微調整も簡単です。
空気室内の吸音材は貼り付ける必要も無いので、適当に入れれば効果は期待できます。
正面から見える開口部にはグラスウールだとほぐれて始末が悪いので、ニードルフェルトかダイソーでも入手可能な手芸用のフェルトを何枚か重ねて敷くのが良いと思います。
FE103NV2専用機の様なサックス型は、開口部に何を入れたも大丈夫ですが・・・。

書籍等では吸音材の種類による音の違いを説明している物がありますが、種類よりは入れる量が重要ですので、空気を通す柔らかな素材でしたら何でも良い様な気がします。
最初に試作で造った壁掛け型の空気室内には食器洗い用のスポンジを入れてました(^^♪
7:菅野:

2024/04/13 (Sat) 20:42:44

渡辺様
取引ナビがシステムエラーの表示ですのでこちらで失礼します。
フェルトの件ありがとうございました。安心しました。
126NVのコメントもう少しお待ちください。
8:菅野:

2024/04/17 (Wed) 19:28:44

渡辺様
まだ二晩ほどでコメントは早いですが、103より少し重心が低いかな、そして余裕をもって鳴らしてるかなと感じました。ただ103の鳴りっぷりがすっかり安定しまして一方126はちょっとがさつ、103は伸び伸びと、朗々と、鳴ってますので、もう少しエージングの時間をかけて聴いてからご報告いたします。
9:渡辺章:

2024/04/17 (Wed) 22:09:29

https://bbs1.fc2.com//bbs/img/_892800/892702/full/892702_1713359370.jpg 菅野様

エージングの影響は多分かなり有ると思います。
ただ能率(Qts(Q0))がFE126NV2の方が高く、SPL値(音圧レベル(1m/1w))も3.5dB高いので厳密には同じボリュームで比べないと違いが分かりにくいと思います。
但し、3.5dBと言うと音圧では約1.5倍の差がありますが、耳で聴き分けられる音圧差の限界は3dB(1.41倍)程度と言われていますので、かなり難しい調整となります。
ちなみに「音圧が高い方が低域も高域も良く聞こえる」という人間の耳の特性がありますので、音圧レベルの差が判らなくても聞こえ方が違うと言う事は実際に有る事です。
小さな音で聴いている時、その特性を逆に使って低域と高域のレベルを上げる仕組みが「ラウドネス」です。
また、ユニット単体の再生可能周波数もFE126NV2は低域側に有利、FE103NV2は高域側に有利と言う特性がスペックから読み取れます。
エージングが進めば違いがもう少し判るのではないかと思います。

主だったスペックを下記に抜粋しておきます。
添付写真はそれぞれの周波数特性のグラフです。

FE103NV2 Qts(Q0)0.46 SPL値(音圧レベル(1m/1w))88.5dB  91.8Hz~22kHz

FE126NV2 Qes(Q0)0.37 SPL値(音圧レベル(1m/1w))92.0dB  79.1Hz~20kHz
10:菅野:

2024/04/18 (Thu) 19:32:20

なるほど切替スイッチだけでは音圧の差が出てるんですね。周波数特性の違い載せていただいて低域寄りがわかりました。
しばらく毎晩聴き続けます。詳しく教えていただきありがとうございました。
11:渡辺章:

2024/04/18 (Thu) 20:24:04

ユーチューブで「音が変わって聞こえる原因と正しい試聴のやり方を解説」と言う動画が配信されています。
私もこのユーチューバーの動画は興味深く拝見させて頂いていますが、参考になる書籍等の違いで数値や見解等には若干の違いはある様です。
どちらが正しいかと言う議論はありますが、私は負の要素の強い方をあえて基準と考えています。
専門用語も多いですが参考になる点も多いので、お時間があれば覗いてみて下さい。

「音が変わって聞こえる原因と正しい試聴のやり方を解説」
https://www.youtube.com/watch?v=HxSu-OpA-3A

「創造の館」
https://www.youtube.com/@souzouno-yakata/videos

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