バックロードホーン 気ままに一言
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D-10バッキー 改造計画 (FE108EΣをFE126NV2に置き換え)
1:
渡辺章
:
2023/03/19 (Sun) 12:53:09
FE108EΣ専用機出品に当たり、D-10バッキーの再利用を考えてみました。
試作で導いた最適値(FE126NV専用機)
断面積比65% / 空気室容量2.16リットル / スロート断面積43.2平方センチメートル
D-10バッキーをFE126NVの最適値に近づける対策
バッフル開口 100mm → 104mm
サブバッフル 104mm開口 4cm厚(スピーカーユニットの取り付け面を4cm前に出す意味)
空気室容量の変化 1.82リットル → 2.16リットル
スロート断面積43.2平方センチメートルに対しD-10バッキーは45平方センチメートルなのでほぼ無加工で良いと思われます。
FE126NV専用機の音道長は約2.4m 対してD-10バッキーは1.75mなので、低域の再生能力は多少劣るが、オリジナルのD-10バッキー+FE108EΣよりははるかに優れていると思われます。
また、マグネット裏に余裕が生まれ、吸音材を一番音圧のかかるマグネット裏の空気室内に貼る事が可能となり、深刻な問題も解消されるでしょう。
それは200Hzより僅か下に大きな谷が有る事で、ギターの音で表すと3弦の開放の「ソ」の音が極端に小さく聞こる現象。
(空気室内や音道途中で低域寄りの中音成分が吸収されず、開口部から逆位相として漏れ出ていた障害)
D-10バッキー+FE108EΣで「低音が出ない」と嘆いていた皆さん、是非試してみて下さい。
改造後のご意見やご感想等、頂けたら幸いです。
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