バックロードホーン 気ままに一言

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無題 菅野

2024/04/20 (Sat) 20:59:09

渡辺様
創造の館、少し見た程度でした。必要で見るのと流し見では入りが違いますので深読みして見ます。

無題 菅野

2024/04/09 (Tue) 19:49:36

木片でスロートと容積を合わせました。音がまとまってきました。低音がしっかり、中音抜けも収まりました。ピンポイントで精度が求められるものですね。渡辺様が外すとただの箱とおっしゃる意味が少しわかりました。それだけに作り甲斐があって皆さん頑張るのでしょうね。不思議で楽しい箱ではあります。

次の課題です 渡辺章

2024/04/09 (Tue) 20:35:08

諦めの悪い私はそこから微調整を行うんですよ(^^♪
最低再生限界が2Hz下がった・3Hz下がった・・・って具合で、周波数特性を計測しながら楽しんでいます。
本当に僅かの差(ミリ単位)なので、耳で変化を感じるのは難しいですから、ココと決めたら信じるのが一番だと思いますよ。
次の課題は空気室内の吸音材の増減ですので、開口部から低域寄りの中音の音圧が下がる適正量を探して下さい。
入れ過ぎると肝心の低域の音圧も下がってしまいますので、そのギリギリを狙うのがコツです。
バスレフ型等と違い、バックロードホーンは自分で音造りが出来るので、いじるのも面白いと思いますよ。

Re: 無題 菅野

2024/04/10 (Wed) 19:49:20

なるほど吸音材の量でも調整が利くのですね。一旦少しにして増やしていってみます。奥が深いですね。
しかしいい音で音楽を楽しめることは幸せですね。

Re: 無題 渡辺章

2024/04/10 (Wed) 21:33:36

出来合いのバックロードホーンエンクロージャーは音道に手が付けられないため、空気室容量とスロート断面積、そして吸音材の増減だけがユーザーに許された唯一の改造ポイントです。
そのため100%のデキを求めるのは不可能なのですが、触れる箇所だけでも手を加える事で、劇的に音の改善が出来る可能性がありますので是非頑張って下さい。
吸音材の増減は、「少ない⇔多い」を交互に行い、中心点を探す方法が時短に繋がります。
吸音材の調整は何度もスピーカーユニットの着脱が必要になるため、「鬼目ナット」を埋め込んで行う方が手間も減りますし、エンクロージャー側のネジ穴を痛める事も無くなりますので、一手間かかりますがお勧めの方法です。
調整方法はご自身の耳に頼るか、周波数特性を計測するかの2方法ですが、耳に頼る場合は低域寄りの中音が開口部から僅かに聴こえる程度で、更に低い周波数の音が小さくなり過ぎていないかを確認します。
調整箇所のメインは空気室内ですが、開口部にフェルトを敷く事でも可能ですので、微調整は開口部で行なうのが楽だと思います。
以上が吸音材の増減調整の方法ですが、調整が上手く行くとバックロードホーンの悪い癖が激減し、フラットで聴きやすい音に変わりますので、外せない調整となります。

Re: 無題吸音材について 菅野

2024/04/12 (Fri) 20:06:30

渡辺様
吸音材、ふわふわのグラスウールだと、型崩れしてくるのですが、ニードルフェルトを使われたことはございますか?もしあれば感想お聞かせください。

吸音材 渡辺章

2024/04/12 (Fri) 21:09:24

私は空気室に貼る吸音材は昔から10mm厚のニードルフェルトです。
増やす分には2枚重ね、減らす分には引っ張って伸ばせば良いので微調整も簡単です。
空気室内の吸音材は貼り付ける必要も無いので、適当に入れれば効果は期待できます。
正面から見える開口部にはグラスウールだとほぐれて始末が悪いので、ニードルフェルトかダイソーでも入手可能な手芸用のフェルトを何枚か重ねて敷くのが良いと思います。
FE103NV2専用機の様なサックス型は、開口部に何を入れたも大丈夫ですが・・・。

書籍等では吸音材の種類による音の違いを説明している物がありますが、種類よりは入れる量が重要ですので、空気を通す柔らかな素材でしたら何でも良い様な気がします。
最初に試作で造った壁掛け型の空気室内には食器洗い用のスポンジを入れてました(^^♪

Re: 無題 菅野

2024/04/13 (Sat) 20:42:44

渡辺様
取引ナビがシステムエラーの表示ですのでこちらで失礼します。
フェルトの件ありがとうございました。安心しました。
126NVのコメントもう少しお待ちください。

Re: 126NVについて 菅野

2024/04/17 (Wed) 19:28:44

渡辺様
まだ二晩ほどでコメントは早いですが、103より少し重心が低いかな、そして余裕をもって鳴らしてるかなと感じました。ただ103の鳴りっぷりがすっかり安定しまして一方126はちょっとがさつ、103は伸び伸びと、朗々と、鳴ってますので、もう少しエージングの時間をかけて聴いてからご報告いたします。

Re: 無題 渡辺章

2024/04/17 (Wed) 22:09:29

菅野様

エージングの影響は多分かなり有ると思います。
ただ能率(Qts(Q0))がFE126NV2の方が高く、SPL値(音圧レベル(1m/1w))も3.5dB高いので厳密には同じボリュームで比べないと違いが分かりにくいと思います。
但し、3.5dBと言うと音圧では約1.5倍の差がありますが、耳で聴き分けられる音圧差の限界は3dB(1.41倍)程度と言われていますので、かなり難しい調整となります。
ちなみに「音圧が高い方が低域も高域も良く聞こえる」という人間の耳の特性がありますので、音圧レベルの差が判らなくても聞こえ方が違うと言う事は実際に有る事です。
小さな音で聴いている時、その特性を逆に使って低域と高域のレベルを上げる仕組みが「ラウドネス」です。
また、ユニット単体の再生可能周波数もFE126NV2は低域側に有利、FE103NV2は高域側に有利と言う特性がスペックから読み取れます。
エージングが進めば違いがもう少し判るのではないかと思います。

主だったスペックを下記に抜粋しておきます。
添付写真はそれぞれの周波数特性のグラフです。

FE103NV2 Qts(Q0)0.46 SPL値(音圧レベル(1m/1w))88.5dB  91.8Hz~22kHz

FE126NV2 Qes(Q0)0.37 SPL値(音圧レベル(1m/1w))92.0dB  79.1Hz~20kHz

Re: 126NVについて 菅野

2024/04/18 (Thu) 19:32:20

なるほど切替スイッチだけでは音圧の差が出てるんですね。周波数特性の違い載せていただいて低域寄りがわかりました。
しばらく毎晩聴き続けます。詳しく教えていただきありがとうございました。

正しい試聴のやり方 渡辺章

2024/04/18 (Thu) 20:24:04

ユーチューブで「音が変わって聞こえる原因と正しい試聴のやり方を解説」と言う動画が配信されています。
私もこのユーチューバーの動画は興味深く拝見させて頂いていますが、参考になる書籍等の違いで数値や見解等には若干の違いはある様です。
どちらが正しいかと言う議論はありますが、私は負の要素の強い方をあえて基準と考えています。
専門用語も多いですが参考になる点も多いので、お時間があれば覗いてみて下さい。

「音が変わって聞こえる原因と正しい試聴のやり方を解説」
https://www.youtube.com/watch?v=HxSu-OpA-3A

「創造の館」
https://www.youtube.com/@souzouno-yakata/videos

無題 菅野

2024/04/05 (Fri) 19:50:33

youtubeは10分ほどで、全部みましたが、オーディフィルの方は長いので時間をかけて読み込みます。
一部渡辺様と被ってるかなと感じました。
ありがとうございました。
103NV2はベースの音も締まって聞き取れるし、管楽器やヴォーカルがしっかりしてて、そして惚れ惚れする高音が乗りという感じでしょうか。
このサイズからは想像できませんでした。
また別の友人に見せびらかす予定です。
書き洩らしました。
103NV2ですが、音の質と低音から高音までの音量のバランスがとても良いのだと思います。

参考になりましたでしょうか? 渡辺章

2024/04/05 (Fri) 22:08:57

書籍で得た知識をものの見事に纏めてくれた動画だったと思います。
専門用語も多いですが、図やグラフを使った解説は説得力がありますよね。
バスレフ型や密閉型は基本的動作原理はある程度確立されていますので、比較的改造は容易に出来そうです。

103NV2自体の潜在能力が想像以上に凄いので、10cmと言うサイズからは考えられない音が出るんですよね。
空気室容量とスロート断面積の決定には苦労しましたが、労が報われた・・・って感じです。
バックロードホーンは空気室容量とスロート断面積、音道の長さやレイアウト、吸音材の量等、様々なファクターの相関関係がありますので、完璧を求めたら限がありませんが、そこそこのデキだったと思います。
お友達もきっと驚くと思いますよ(^^♪

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Re: 無題 菅野

2024/04/06 (Sat) 19:59:58

色々お知らせいただきありがとうございます。メーカーでもないのに、それ以上に打ち込んでる方々が多いことに驚いています。バックロードホーンは他に比べて完璧品と失敗作の差が極端だと思います。その分うまく決まった喜びは最高でしょうね。
pー800、空気室とスロートを計算して小さくして今音出ししています。そこそこの気はしますが、、、?

そうなんですよ・・・ 渡辺章

2024/04/06 (Sat) 21:56:10

最近はフリーソフトでも周波数特性を測れたりしますので、昔みたいに感覚で音の印象を語る評論家は下手な事は言えないし、きちんとした裏付けが無いと簡単に嘘だと見破られてしまいます。
そのため、どのエンクロージャーとどのスピーカーユニットの相性が良い等の論評は少ない様に思います。

菅野さんの仰る通りバックロードホーンの場合、きちんと計算されて造られた物と出来損ないの差は、他のスピーカーシステムに比べると顕著です。
しかも一般的に公開されているバックロードホーンの製作図面は、スロート断面積の大きさを振動板有効面積の80%で設計されている為、現在のほとんどのスピーカユニットには大き過ぎるので、全くロードが掛からないのがほとんどです。
結果的にスピーカーユニットその物の音に、音道通過中に位相変化を起こした音が付加されるため、周波数特性に凹凸の多い位相歪の大きな音を聴いている訳です。
「バックロードホーンの音は癖のある音」と言われる理由のほとんどは、この様な出来損ないがバックロードホーンとして流通しているからなんだと思います。

P800K、QOが0.99ですから、スロート断面積比は50%前後だと思われます。
有効振動板半径は30mmですから、そこから算出するとスロート断面積は14平方センチメートル程度だと思います。
空気室容量はクロスオーバーを200Hzで設計した場合、0.7リットル前後になります。
菅野さん、どのくらいの試算で変更されましたでしょうかネ???

Re: 無題 菅野

2024/04/07 (Sun) 19:34:08

今0,75L,20,7平方です。両面テープなので渡辺様の値に調整してみます。ありがとうございます。

周波数特性の簡易計測 渡辺章

2024/04/07 (Sun) 20:20:17

是非、試してみて下さい。
HP「バックロードホーン型スピーカーの性能」の中で、スマホによる周波数特性の簡易測定方法をご案内しておりますので、お時間が許せばチャレンジしてみて下さい。

https://sites.google.com/view/awblh/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F%E7%82%B9/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%9E%8B%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%80%A7%E8%83%BD

メールで頂いた質問にお答えします。 渡辺章

2024/04/07 (Sun) 15:05:26

お問合せメールの内容は以下の通りです

突然のメールで失礼いたします。
現在販売していますフォステックスのP1000-BHと言うBOXに適合するスピーカーにはどんな物がありますか?
渡辺さんが一押しで評判が高い103NV2を考えていますが如何でしょうか?

豊島


--------------------------------------
お問い合わせありがとうございます。
フォステクスのP1000-BHは空気室容量とクロスオーバー周波数しかカタログで公開されていませんが、一般的な計算式で逆算すると以下の様になります。

空気室容量(1.1リットル)=10×(スロート断面積)/クロスオーバー周波数(270Hz)
以上を逆算するとスロート断面積は 約30平方センチメートルとなります。

FOSTEXの10cmユニットの実効振動半径は4cmですから、有効振動板面積は以下の式になります。
有効振動板面積=4×4×3.14=約50平方センチメートル

有効振動板面積(50平方センチメートル)に対するスロート断面積(30平方センチメートル)は60パーセントですから、スピーカーユニットのQ0値は概ね0.5前後の物が適合ユニットと言う事になります。

そこでFOSTEXの10cmユニットのQ0値を見ると、
K1000Pは   0.52 
FE103NV2は 0.42

数値から判断しますと、P1000-BHに最適なスピーカーユニットは、K1000Pと言う事になります。
取り付け希望のFE103NV2では若干スロート断面積と空気室容量が不足している様ですので、エアースプレングによる中低音の切れの悪さや籠り等の歪が出る可能性は否定できません。

尚、「FE103NV&NV2は初回生産分に限り稀にバックプレートが底打ちすることがあります。」と言う記載が取説にありますので、P1000-BHの生産時期の確認も必要です。
もしマグネットが吸音材を押しつぶして空気室の壁に圧力が掛かっていると、ビビリ音等の異音を発生される確率が格段に増えますのでご注意下さい。

こんなご説明で宜しかったでしょうか?

          渡辺

Re: メールで頂いた質問にお答えします。 - 豊島

2024/04/07 (Sun) 17:26:59

ありがとうございました。
少ない情報から色々な事が分かるんですね。
とても参考になりました。

Re: メールで頂いた質問にお答えします。 渡辺章

2024/04/07 (Sun) 18:13:48

メールで頂いたと言う事は、掲示板に書き込み出来なかったのですね。
たまにこんな事があり、ご迷惑をお掛け致しております。

HPに記載の通り、バックロードホーンはスピーカーユニットの諸元が命ですので、これを無視する事は出来ません。
特にスロート断面積が一番重要で、小さ過ぎると空気室がエアースプリング状態になります。
スピーカーから出る音で中低音はコーン紙が前後するピストン運動なので、エアースプリングが発生すると音が籠ったり低域のキレが悪くなり繊細さを失います。
しかし高域は共振による分割振動なので、エアースプリングの影響は受けにくく、それが原因で不具合に気が付かずに聴かれている方が少なくないと思います。
逆に大き過ぎるとスピーカーユニットのF0(最低共振周波数)以下が拾い出せなくなるため、バックロードホーンとは言えない出来損ないになってしまいます。
試作でスロート断面積を調整していると、その変化がよく判るのですが、取り付けするスピーカーユニット用にきちんと調整されていないと、例えメーカー品でもバックロードホーンとして十分な効果を発揮出来ません。
そして、調整済みの物と未調整の物とを聴き比べないと、その違いが実感できないのも、バックロードホーン選びの難しい点なんだと思います。
最低でもスピーカーユニット諸元にバックロードホーンエンクロージャーが適合しているのか、確認する事が大切だと思います。

            渡辺

無題 菅野武

2024/04/04 (Thu) 19:11:22

音工房のURLありがとうございました。あの方は物量を投じて進める方で、私には無理かな。しっかり分析され、音質の傾向がわかり納得でき良かったです。表現が上手で伝わりました。私は箱の拡大から入ってみます。

菅野さん、掲示板にようこそ・・・ 渡辺章

2024/04/04 (Thu) 20:27:59

バックロードホーン命の現在は、バスレフや密閉型はほとんど研究していませんが、学生の頃から何台か造っていました。
結論から言うと、エンクロージャーの内部容積が大きい方が低域は出やすくなります。
と言っても限度はあると思いますが・・・。
内部容積に続いてバスレフのキモはやっぱりダクトの位置と口径、そして長さなんです。
バスレフの設計で必要な数値等が纏められているHPがありますのでご紹介しておきますネ。
内容は以前参考にしていた書籍に近似していますので、基本はコレなんだと思います。
https://kanon5d.web.fc2.com/audio/kouza13.html

密閉型とバスレフ形の違いと理論を詳しく解説した動画が有りました。
少しでも参考になれば良いのですが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=hHWZfVUf17c

お求め頂いたFE103NV2専用機はそろそろエージングも終わりの時期ではないでしょうか?
その後の音の変化は如何でしょうか???
音の印象やご感想等もお寄せ頂けたら嬉しいです(o^∀^)

管理者より一言 渡辺章

2022/11/20 (Sun) 12:37:46

この掲示板はバックロードホーンに関する疑問・質問 皆さんのオーディオ自慢等をお気軽に書き込み頂けます。
また、バックロードホーン愛好家の皆様の交流・情報交換の場としてのご利用も歓迎致します。

尚、ヤフーオークション規約により直接のご注文はNGとなっておりますのでご遠慮ください。
ご希望の機種等のご要望は承りますが、作製後は全てヤフーオークションへの出品となりますので予めご了承をお願い致します。

追伸 渡辺章

2024/04/02 (Tue) 22:41:33

ご落札頂いた皆様からの音の印象や試聴レポート、ご意見・ご感想・ご要望等も合わせてお寄せ頂けたら幸いです。
写真の掲載も可能ですので、スピーカーの設置状況やご自慢のオーディオセット等の画像投稿もお待ち致しております。

FE126NV専用機ピアノブラック仕様出品希望 - マンツ

2024/04/01 (Mon) 10:47:18

お世話になります。
掲題の通り希望いたします。よろしくお願いいたします。

Re: FE126NV専用機ピアノブラック仕様出品希望 渡辺章

2024/04/01 (Mon) 12:26:45

マンツ様

ご要望有難う御座います。
本日、FE126NV2専用機のピュア―ホワイトバージョンを出品致しましたが、現在はご要望の多いFE166NV・NV2専用機の作成に着手致しております。
FE126NV2専用機のピアノブラック調バージョンを並行して作製する事も可能ですが、それでも出品までには1か月強の期間を頂く事になります。
お待ち頂ける様でしたら材料の調達に走りますが如何でしょうか?
お待たせするのも心苦しいのですが、なにぶんピアノブラック調バージョンは、他の塗装より手間も時間もかかりますので、ご理解宜しくお願い致します。

            渡辺

Re: Re: FE126NV専用機ピアノブラック仕様出品希望 - マンツ

2024/04/01 (Mon) 13:52:12

返信ありがとうございます。
あまり色に拘らないことにします。166も考えていますので近いうちに入札させていただきます。

Re: FE126NV専用機ピアノブラック仕様出品希望 渡辺章

2024/04/01 (Mon) 14:07:38

マンツ様

早速のお返事、有難う御座いました。
FOSTEXのNV系は10cm12cm16cmとも元々の素性が良く、どれを選んでも口径以上のパフォーマンスを発揮してくれます。
その中でも16cmのFE166NV・NV2専用機は、HP試聴コーナーでもご案内の通り、30cmウーハー搭載の高級機に勝るとも劣らない性能を発揮してくれますので、ご予算が許せばお勧めの一台です。
ご検討、宜しくお願い致します。

スピーカー試聴コーナー
https://sites.google.com/view/awblh/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E8%A9%A6%E8%81%B4

               渡辺

ご注意下さい「オークションの闇」 渡辺章

2023/02/24 (Fri) 10:19:31

Youtubeで最近気になった投稿を紹介します。
今回の事例は水没したデジカメの件ですが、出品者は「水没品」としてジャンク扱いで感動品の1割以下の価格で出品していましたが、それを落札した輩が「動作未確認」として落札金額の数倍以上の金額で再出品されていた物です。
皆さんはこれが正当な取引だと思いますか?
これはデジカメだけの問題では無く、完全動作しない物を「動作未確認」として出品している物も有ると言う事です。

また音響製品に関わらず、音が出る物(楽器等も含む)等、「音出し確認済み」と言う記載には、音は出るものの歪等が無く正常に動作しているかどうか判らない物がほとんどです。
特に古い又は長年通電していないスピーカーは、ボリュームを上げると異音が出る物が少なくありません。
そういうリスクも含めて価格が適正で有るか、更には必ず出品者の過去の評価も考慮して入札する事をお勧めします。
良心的な出品者も多いですが、心無い出品者も一定数いますので、安易に低価格に飛びつかず、十分注意して頂く様お願いしたいと思います。

その他にもオークションを巡回していると、「落札商品は委託先倉庫からの配送」等と謳った物を目にする事があります。
これって何だろうと思い、評価を覗いてみると「Amazonから送られてきたが、Amazonでの価格の方が安かった」等と言う投稿が・・・。
実際に今出品されている新品のスピーカーユニットは、同様の「委託先倉庫からの配送」と記載されており、Amazonと比べると1本で5000円程度の高値で出品されています。
この件で出品者に質問をしてみましたが、未だに回答は得られていません。
私は新品未使用品を入札する場合は、他の通販サイトやmカリ等のオークションサイトを必ず確認し、仮にデッドストックだとしたらそれに相応の金額かを必ず考慮します。
皆さんもわざわざ高い買い物をしない様にご注意下さい。

この件に関し、同様の被害を被った方がおいででしたら、是非事例をご紹介ください。

「委託先倉庫からの配送」と説明欄に記載されている出品商品の追加情報 渡辺章

2023/03/11 (Sat) 18:16:35

FE168SS-HP・FE168EΣ・FE166NV2・アンプ等、ほとんどの商品がAmazonで販売している物で、価格は全てAmazonより上回っており、明らかに荒手の転売ヤーと言っても言い過ぎでは無いと思います。
更に掲載写真もAmazonの物を流用しています。
当然手元に商品がある訳では無いので、流用するしか写真掲載する術がない訳です。
皆様におかれましては必ずAmazonで価格を確認の上、入札される事を強くお勧め致します。
簡単な見分け方としては、掲載写真はほとんどがホワイトバックで有る事です。
くれぐれも高い買い物をしない様にご注意下さい。

海外発送を含む送料金額の明示の無い出品にご注意下さい。 - 渡辺章

2024/01/26 (Fri) 09:31:45

最近は少くなった様に感じますが、こういう出品に慣れていない方が多いカテゴリにスポット的に出品される方が存在します。
手口としては新品未開封の物を激安価格で出品し、落札後に高額な送料を請求するという、詐欺と思われても仕方のない手法です。
以前ヤフオクにも指摘をし排除されたはずですが、アカウントを変える等の手段で出品を繰り返している様です。
説明文をよく読み、低価格に騙されない様にくれぐれもご注意下さい。
後に騙されたと判ってキャンセルしようにも、「説明文に明記されている」と言う事で一切取り合わないのが常套手段の様です。

ヤフーオークションに違反報告を送ったところ、早速削除して頂きました。(添付画像)
有難う御座いました。

良い出品者・悪い出品者の見分け方 - 渡辺章

2024/02/16 (Fri) 12:43:06

先日、ある出品に対して質問をしてみましたが3日たっても返事がありません。
その方の評価を見ると、落札側で「受け取り連絡が無い」等の理由で悪い評価を複数回受けていました。
ヤフーオークション初心者の方でしたら仕方が無いと思いますが、三百回以上の取引実績がありながら不慣れとは言えないでしょう。
仮に何らかの理由でPCの前に座る事が出来ない場合でも、今の時代はスマートフォンでも応対は可能です。
まぁ、この出品者は日頃から対応が悪い方なんだなぁと、つくづく納得しました。
私自身、ヤフオクの落札手数料が無料だった時代から取引をしていますが、期間は長いものの取引回数はさほど多くはなく、幸いにして悪質な取引相手とは出会っていません。
これを機会に、良い出品者・悪い出品者の見分け方について考えてみようと思った矢先、こんなHPを見つけてしまいました。(下記URL)
皆様のも参考になれば・・・と言う思いで、ご紹介させて頂きます。
上記、詐欺行為とも言える出品を見抜く手段も詳しく解説していますので、是非ご覧になって下さい。

オークションとは言え、売り主とお客様と言う関係は普通の対面の商売と何ら変わりはありません。
お互い気持ちの良いお取引が出来る様、最低限を超える最良のマナーで応えたいと思う昨今です。

https://aqcg.jp/yahoo_warui/
https://like-aquarium.com/archives/6747

トラブルの一例 - 渡辺章

2024/02/27 (Tue) 11:20:54

出品エンクロージャーの塗装硬化時間を利用して取引評価を見ていた時に目に付いたトラブルの一例です。
それは2Wayのコンパクトスピーカーの取引にまつわる顛末です。

出品者の説明文を要約すると次の通りです。
ヤフオクで元箱・取説・ケーブル付属で未使用品を入手した物ですが、通電は確認しましたが、動作未確認ですのでジャンク扱いでお願いします。
長年デッドストックらしいので不具合が有るかも知れません。
美品で有りましてもあくまでも中古品ですので、初期の性能を保証する事は出来ませんのでNC・NRです。

まず説明文からですが、普通に読むとごくありふれた内容ですが、おかしい所が何ヶ所かあります。
「通電は確認したが動作未確認なのでジャンク扱」
通電は動作確認のために行う事では無いのか?
「長年デッドストックだから不具合が有るかも知れません」
悪くかんぐれば、不具合を承知して出品しているのでは?
「美品で有りましてもあくまでも中古品ですので、初期の性能を保証する事は出来ませんのでNC・NRです」
深く読み解けば、不具合を承知して出品しているので、クレームに対する保険を掛けているのでは?

落札者からは次の通り
電解コンデンサーの容量抜けで音が出ない状態で、新品というのもかなり乖離がありました。
箱も破損、取り扱い説明書は、折れた状態、外観もシートの剥がれがありました。
と言う事で「悪い出品者です」の評価を下しました。

それに対する返答が以下の通りです。
商品の説明に下記の記載をしております。
■通電は確認しましたが、動作未確認ですのでジャンク扱いでお願いします。
■長年デッドストックらしいので不具合が有るかも知れません。
ジャンク品の意味が理解できないアホですジャンク品は自分で直して使うか部品取り用ですよ 。

この出品者は「ジャンク品の意味が理解できないアホ」と普通では考えられない悪口雑言を吐く始末。
良心的な出品者であれば、まず通電確認の不備を謝罪するのが普通ではないでしょうか?
その前に「通電は確認したが動作未確認」と言う曖昧な表現が何を意味しているのか?
取引の顛末から判断すると、やはり不具合を承知した上で、言葉巧みに騙していたと言っても間違いでは無さそうです。
そして最後の捨て台詞「ジャンク品の意味が理解できないアホ」が、その真実を物語っているのでは無いでしょうか?

先にご紹介したHP内で「悪い出品者の見分け方」について詳しく解説されていますが、「出品者有利の独自ルールを設定」していると言う項目に注視したいと思います。
この出品者も「悪い評価が3以上ある方・新規の方も同様に、無用なトラブルを回避する為に入札の取消しをします。」と言う一文を掲げていました。
この出品者については、その他の項目も該当が数多くありますので、実例に照らし合わせるとこのHPの偉大さが強く感じられます。

皆様も悪い出品者に騙されない様、もう一度このHPを熟読されることをお勧めして〆たいと思います。

https://aqcg.jp/yahoo_warui/

Re: ご注意下さい「オークションの闇」 - 匿名希望

2024/03/27 (Wed) 18:08:11

初めまして
私は一例にあげた内容とほぼ同じ経験をしました。
内容はFOSTEXのスピーカーほぼ未使用に近い状態で音出し確認済みとの事で、新品価格の8割弱程度まで競って落札しました。
掲載写真も綺麗で出品者の評価を見ても評価の数は少なかったですがマイナス評価は無かったと思います。
届いたスピーカーを見ると明らかにコーンが白色で塗られていて、音を出すと片方だけシリシリ擦れる様な音が出る不良品でした。
その出品者の説明欄には未使用に近い状態ですが未使用期間が長いのでノークレームで返品不可とさせてほしいむねの記載がありました。
今考えるとマイナス評価が多く、新たにアカウントを作って出品していたのかも知れません。
メッセージで塗装の件とシリシリ音の事を指摘しましたが、「説明欄に記載されているのを読んだのか」と叱責され泣き寝入りです。
報復を恐れて評価はしていません。
高い授業料だと思ってあきらめました。
この記事をもっと早く知っていれば騙されなかったのではないかと思います。

投稿有難う御座います 渡辺章

2024/03/27 (Wed) 23:25:55

匿名希望さん、ご投稿有難う御座いました。
やはり悪質な出品者は一定数居るんですね。
良心的な出品者も多い中、こんな輩が居ると全ての商品を疑いの目で見てしまいそうで、とても悲しい事です。
音響製品の音がオークションでは聴けない以上、出品者を信じるしか無いのが現状ですが、評価まで操作されてしまうとどうする事も出来ません。
最後の砦はジャンク扱いの商品以外「NC・NRで(ノークレーム・ノーリターンで)」と記載されている出品を落札しないと言う自衛策しか無いのかも知れません。
特に、評価の数が極端に少ない出品者の場合・・・。

ところでオークション事務局には報告はされたのでしょうか?
いくら「NC・NRで」と記載されていても、詐欺と紙一重の出品はオークション事務局に判断を仰ぐのが良いかと思いますよ。
「未使用に近い」と記載されていたとしても、コーン紙が塗装されていたら事実に反する内容ですので、抗議する理由としては十分だと思います。
また、ご案内したHP内「ヤフオクで詐欺に遭った時の対処法」で、「警察に被害届を出す」等の対処方法も詳しく説明がありますので参考にしてみて下さい。
https://aqcg.jp/yahoo_warui/

詐欺行為と言っても言い過ぎでは無い出品は、匿名希望さんが言う様に同一人間がアカウントを変えて、悪い評価を表に出さない様にしている可能性が強いですし、判断も難しいです。
他に被害者を出さない為にも、毅然とした態度で対処される事をお願いしたいと思います。

FE108EΣ専用機について 渡辺章

2022/12/27 (Tue) 14:32:44

皆様からのご要望が多く、この年末にかけて設計に着手する事を決めました。
いつもの通り、設計・試作・再設計・試作と繰り返す作業になり、ヤフオクへの出品は早ければ来春1月中、試作に手間取れば3か月前後を要する場合もあります。
お待ち頂いている皆様にはなにぶん心苦しいですが、納得のデキになるまでの期間、お待ち頂けます様、お願い申し上げます。
               渡辺

Re: FE108EΣ専用機について - 森

2023/01/03 (Tue) 01:05:18

期待しております。

Re: FE108EΣ専用機について 渡辺章

2023/01/06 (Fri) 14:49:20

D-10バッキーにFE108EΣを取り付けた方から「低音が出ない」と言う事で何件か専用設計の依頼をお受けしていましたが、FE108EΣユニットが入手できた事で、手始めにどんな特性なのかバッキーを忠実に再現しテストしてみました。
はなからFE108EΣのスロート断面積比の適正値が80パーセントに対し、バッキーは90パーセントで作成されている為、低域の拡大はさほど大きく無いと想像していましたが、測定してみるとほとんど拡大されていない事実に驚きました。
詳しくは添付した周波数特性のグラフをご覧になればご納得頂けると思います。
とりあえず、FE108EΣ専用機の設計は出来ましたので今後、作成・計測・調整と進んでいく段取りです。
どこまで低域特性を伸ばせるか、私自身も楽しみです。
途中経過は随時報告する予定ですので、宜しくお願い致します。

Re: FE108EΣ専用機について 渡辺章

2023/01/06 (Fri) 15:13:36

ネットサーフィンしてみたら、同じく周波数特性の計測結果をUPしたサイトが有りましたので、ご紹介します。
http://www.diyloudspeakers.jp/3000html/3080d10/3088d10.html
バッキーにも木材の種類や吸音材等、個体差はありますが、ほぼ同じ様な特性を示しています。
尚、添付写真は上記測定した仮組したバッキーと測定風景です。

試作機解体 渡辺章

2023/01/08 (Sun) 19:58:42

添付画像の様に両面テープで仮組したエンクロージャーは綺麗に解体する事ができ、再利用が可能になります。
側板は大きいサイズでも問題はありませんので、無駄は全く出ません。
自作マニアの方、参考になさってみたら如何でしょう。
尚、両面テープはスポンジ系を選べば気密性も確保できます。

Re: FE108EΣ専用機について 渡辺章

2023/01/09 (Mon) 13:59:17

FE108EΣ専用機の試作第一号の測定を行い、その結果をご報告します。
添付グラフの通り、あまり芳しくない結果となりました。
口径が小さく高効率のユニットはどうやら過去の経験が全く当てはまらない様でD-10バッキーよりはF0以下の低域が僅かに増した程度で、安価なFE103NVユニットを使ったDー10バッキー魔改造の方がよっぽど良い特性で、試聴でも明らかにその違いが判ります。
メーカー推奨のエンクロージャーでも周波数特性のグラフはF0より下は急激に落ち込んでいる様で、とても優秀とは言えない代物の様です。https://www.fostex.jp/wp/wp-content/uploads/2015/04/FE108ESigma_m.pdf
今後設計を見直し、改善策を探ってみようと思います。

Re: FE108EΣ専用機について 渡辺章

2023/01/10 (Tue) 16:25:32

前回の試作第一号機から広がり定数を0.8から0.7に変更し、音道長を2.3m確保してみましたが、低音特性は僅かに増えた程度です。
FE103NVユニットを使ったDー10バッキー魔改造機に比べると、立ち上がりの早い能率の良いユニットの割にはコーンのストロークが短い様で、適正値と思われるスロート断面積でもホーンに送る空気の量は少ない感じです。
FE103NVユニット専用に設計したDー10バッキー魔改造機では、エージング前後では低音の柔らかさが増した感じでしたが、エージング前でも上グラフ下段の様な特性を示していました。
FE108EΣはエージングが進めばコーンのストロークが増すのかは判りませんが、とりあえずしばらくエージングを続けてみたいと思います。
FE108EΣをお使いの方がおいででしたら、エージング前後の音の変化等を教えて頂けたら幸いです。

Re: FE108EΣ専用機について 渡辺章

2023/01/13 (Fri) 10:19:29

試作機第2号でのエージングを続け20時間を超えましたが、なかなか低域の拡大には至っておりません。
ところが中高音は艶と解像度が増し、価格相応のパフォーマンスを持っている事が判明しました。
これでFE103NVユニットを使ったDー10バッキー魔改造機なみの低域特性が得られれば、10cmクラス最強のスピーカーが出来ると確信しました。
試作第二号機からクロスオーバー周波数と音道のレイアウトを変更し、試作第三号機の設計を行っています。
これでダメなら、もう一回りサイズアップをと考えています。
FE108EΣ専用の傑作、何としても造り上げたいと思います。

流動する空気量 渡辺章

2023/01/19 (Thu) 13:03:46

スロート断面積を決めるのはスピーカーユニットの振動板面積に「Q0(共振先鋭度)」に対応する「スロート断面積比(係数)」を掛けた数値と一般的に知られています。
この係数は「Q0(共振先鋭度)」が小さければ、立ち上がりが早く高能率なユニットの為、押し出す空気の量も増えると言う前提で考えられ、更に実際の結果も当てはまったからだと推察されます。
またスピーカーユニットの振動板のストロークが同じなら、流動する空気の量は振動板面積、すなわち「実効振動半径(a)」の2乗に比例するため、理論的には間違いではありません。
事実これまでの出品作、Dー10バッキー魔改造機・FE126NV専用機・FE166NV専用機とも、この理論を基に仕上がっています。

今回苦戦しているFE108EΣ専用機は、一般的に知られた計算式で算出した数値を基に試作機を3台作りましたが、どれも低域の拡大には至りませんでした。
音道をそのままにスロート断面積を絞り、どの程度で中低音に歪みが生じるか試したところ、計算値の50パセントまで絞っても何の問題も無く再生しました。
これは先に造ったDー10バッキー魔改造機・FE126NV専用機では全く考えられない事で、強力なマグネットが要因のオーナーダンピングの特性を示したものと考えられます。
そこで今回テーマに掲げた「流動する空気の量」を検証してみたいのですが、測定する術がありません。
今回、同じ振動板面積を持つFE103NVとFE108EΣに10Hzを再生させ、そのストロークを目視で比べたところ、ほとんど違いが無い事実にたどり着きました。
この結果を基に、Dー10バッキー魔改造FE103NV・NV2専用機と同じ、スロート断面積32.6平方センチメートルで再設計し、4台目の試作機を作成中です。
測定結果は試作機が完成した後に報告させて頂きます。

ちなみにオリジナルのDー10バッキーのスロート断面積は45平方センチメートル、メーカー推奨のバックロードホーンは計算式通り40平方センチメートル。
どちらもスピーカーユニットの振動板にロードが掛からず、スカスカの状態である事がこれまで造った3台の試作機で証明された結果となりました。

試作3号機 渡辺章

2023/01/19 (Thu) 22:06:26

試作3号機の結果を報告しておきます。
スロート断面積は計算式通り40平方センチメートル 空気室容量はクロスオーバー周波数を220Hzに設定したため1.83リットル 広がり係数は低域の音圧を犠牲にして拡大を見込んだため0.7 そして音道長は3mとかなり大胆な設計です。
結果は添付グラフの通り、オリジナルのD-10バッキーより僅かにダラ下がりのカーブが緩やかになった程度ですが、開口部では広がり係数0.7と音道長の3mが効いたおかげで素晴らしい特性が得られました。
しかしこの特性もリスイングポイントには届かず、F0の77Hzの音圧レベルを50Hz辺りまで拡張する必要性を感じます。
ここまでの試作機の試験では、スロート断面積は計算式通りの40平方センチメートルでは大き過ぎ、スピーカーユニットのコーンにロードが掛かっていないという事が判断できます。
更に問題点は上の添付写真でお判りの通り、エンクロージャーサイズが大きい事です。(900×400×180)
これを見越して試作4号機を設計し明日あたりから組み始める予定です。

試作4号機 渡辺章

2023/01/29 (Sun) 21:13:44

試作4号機の試験結果を報告します。
試作3号機の結果を基に試作4号機は断面積比を75パーセント・クロスオーバー周波数250Hz・広がり係数を0.8に設定し測定した結果が添付グラフです。
広がり係数0.7から0.8に変更した事で開口部の低域の音圧は上がりましたが、1m離れた計測点ではさほど変化はありませんでした。
この事から、スピーカーユニットにロードがまだまだ足りていないのではないかと推測されます。
ちなみに1号・2・3号機の断面積比は80パーセントですが、D-10バッキー+FE108EΣの断面積比を90パーセントよりは、F0以下の急降下は緩やかになった事が確認できます。

一般的に知られた計算式での断面積比では、スピーカーユニットの能率が良くなるにつれスロートの縮小率が小さくなるのがセオリーです。
要するに高能率のスピーカーユニットは、強力なマグネットのおかげで入力に対する反応が早く、コーンストロークも大きいため、多くの空気がスロートに送られので、大きくてもスピーカーユニットにロードが掛かると言う事が前提での比率です。
ところがFE108EΣは入力に対する反応は早い様に感じますが、ストロークは安価なFE103NVと同等に近いのではないかと感じ、次の試作機はスロート断面積比をFE103NV専用機と同じ65パーセントに設定しテストしてみようと思います。
設計は既に出来ていますので、試作後に結果を報告させて頂きます。

最終試作機の結果 渡辺章

2023/02/07 (Tue) 20:06:55

最終試作機の結果を報告します。

結果は添付グラフの通り(グラフ①)のD-10バッキー+FE108EΣに比べてF0以下の特性がなだらかになり、+15db程度の改善が見られました(グラフ②)
実際に試聴しても低域の改善は明らかで、スピード感のある中高域に加えて低域にパンチが加わった印象です。
ここまでの特性を得るまでに試作を5回、細かな調整を含めると何回周波数特性を計測した事か・・・。
ちなみにもう少し突き詰めると更に低域特性が上がりますが、反面中高音の歯切れが悪くなる傾向に振れるため、このあたりが妥当な感じがします。
今回苦労した点は、FE108EΣは一般的に知られている計算式には当てはまらない事でした。
流石に低域の苦手な高効率のスピーカーユニットは、一筋縄ではいかない事を思い知らされました。
詳しくは下記の通りです。

「スロート断面積」の求め方はHP「スロート断面積と空気室容量の求め方」で説明した通り、「実効振動面積」に「Q0(共振先鋭度)」に対する係数「スロート断面積比」を掛けた数値と説明しました。
この事を解析すると、「スロート断面積」は「実効振動面積」に比例し、「Q0(共振先鋭度)」に反比例する関係にあります。
「実効振動面積」に比例する事は何方でも予想が付くと思います。
振動板面積が大きければ、沢山の空気を流動させる事が可能なので、大きなスロート断面積でも振動板にロード(負荷)を掛ける事が可能です。
スピーカーユニット前面の無限の空気を空振りしていたコーン紙も、適切なスロート断面積による密閉度を持つ空気室ではロードがかかり「F0(最低共振周波数)」以下の低域まで拾い出す事が可能となります。

では「Q0(共振先鋭度)」に反比例するとはどういう事なのでしょう?
これは、能率の良いすなわち「Q0(共振先鋭度)」が小さなスピーカーユニットの場合は、スロート断面積の絞り率を小さくし、大きなスロート断面積で良いと言う意味なのです。
「Q0(共振先鋭度)」が小さいと言う事は、強力なマグネットのおかげでスピーカーユニット自体の能率が高く、オーバーダンピングであると言う事です。
オーバーダンピングとは制動力が強いと言う意味で、入力に対する振動板の動きが早くなり、切れの良い中高音が得られる特性を持ちますが、反面低域の出にくい特性も併せ持ちます。
また一部のスピーカーユニットは、強力なマグネットの力で振動板を大きく動かし、非力なアンプでも大きな音が出る仕様の物もあります。(ウーハー系に多い)

FE108EΣが沢山の試作や微調整を経て得られた結果から、「「Q0(共振先鋭度)」に反比例する」は全く当てはまらなかった事実でした。
もともと低域が苦手な高能率のユニットなので、大幅な改善は期待していませんでしたが、スロート断面積を大幅に絞っても、なかなかロードが掛からない理由は何なのでしょう?
そもそも「スロート断面積」は「Q0(共振先鋭度)」に反比例すると言う理論は、前にもお話ししたスロートを流動する空気の量が増える事を前提にした考えの上で表されたものと考えられます。
流動する空気の量が増えると言う事は、単純に考えるとコーンストロークが増え、音が大きく聞こえると言う事になります。
そこで、D―10バッキーが発表された当時のスピーカーユニット(※印)と、FE108EΣの出力音圧レベルを比べてみました。
参考までにFOSTEXの他のユニットも並べてみます、

FE106Σ   QO 0.28   出力音圧レベル 92.0dB/W/1m ※
FE108Σ   QO 0.28   出力音圧レベル 92.0dB/W/1m ※
FE108EΣ   QO 0.3 出力音圧レベル 90.0dB/W/1m
FE103NV2 QO 0.46   出力音圧レベル 88.5dB/W/1m
FE126NV2 QO 0.34   出力音圧レベル 92.0dB/W/1m

1W(ワット)・1mで2db違うと音量は1.25倍の差が出ます。
単純には比較できませんが音量が1.25倍と言う事は、同じ1WでFE108EΣより昔のスピーカーユニットは多くの空気を動かしていると考えても間違いでは無いでしょう。
当時のスピーカーユニットは、「高能率=高い出力音圧レベル」と言う理論が当てはまるので、おそらくこの結果が現在知られている計算式に反映されているのだと推測されます。
FE108EΣが当てはまらなかった理由は、この出力音圧レベルの差、しいては動かす空気の量である事が考えられます。
この事から小口径・高能率のスピーカーユニットは、出力音圧レベルまで考慮して設計をする必要性が有るようです。
ちなみにFE103NV2とFE108EΣでは数値上で1.5dB/W/1mの差がありますが、実際にスイッチングしながら聞き比べるとFE103NV2の方が大きく聞こえるのはどんな理由なのでしょう???
不思議な事がまだまだ沢山出て来そうです。

今回の試作で得られた数値は、流石に秘密にしておきたいと思います。
上の試験結果から想像で来ちゃうと思いますが・・・。

現在試聴用の録音をする為、試作機はエージング中です。
その後、継ぎ接ぎだらけのエンクロージャーを化粧直ししてお見せ出来るよう準備する予定です。
ちなみにオークションへの出品は2月末から3月頃になると思います。
現在はFE126NV専用機を作成中で、近々出品予定です。

試作機・リメーク終了 渡辺章

2023/02/12 (Sun) 18:04:30

サイズ
高さ 80cm
幅  17cm
奥行 25cm(突起含まず)
重量 7.8kg/1本(スピーカーユニット含まず)

D-10バッキーに比べたらスリムで奥行きも少なく、設置に苦労は無さそうです。
勿論、置台も必要ありません。


出品は2月末から3月頃になる予定です。

試聴コーナーにUPしましたので、お聴きにお立ち寄りください。
https://sites.google.com/view/awblh/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E8%A9%A6%E8%81%B4

FE108EΣ専用機 ヤフオク出品致しました 渡辺章

2023/03/04 (Sat) 16:32:58

大変お待たせ致しましたが、ヤフオクに出品できる状態となりました。
尚、この機種も塗装の硬化時間に充てる為、出品期間が長くなりますので、ご了承下さい。

最近、限定発売されたFE108SSーHPが話題に上がる事がありますが、早速D-10バッキーに対応するかと言うご質問を頂戴いたしました。
答えはNOです。
FE108SSーHPの諸元はQts(Q0)0.39 音圧レベルSPL 88dB(1m/1W)となっています。
FE108EΣのQts(Q0)0.3 音圧レベルSPL 92dB(1m/1W)でもD-10バッキーではスロート断面積と空気室容量が大き過ぎる事が今回の実験で判明いたしましたが、FE108SSーHPは更に能率が低い事や音圧レベルが小さいので、スロート断面積と空気室容量はなおさら大き過ぎます。
つまりロードが一切掛からず、聞こえるであろう音はユニット本体の音に薄い低音が乗ったレベルで、FE108EΣより貧弱な音がする事でしょう。
どうぞ、根拠の無いレヴューには騙されない様にご注意下さい。
物の善し悪しは比べる対象があって初めて成立します。
その対象となるべき物の記載が無い以上、評価者の思い込みと言っても過言では無いと思います。

メーカー推奨FE108EΣ専用機について 渡辺章

2023/06/17 (Sat) 14:33:35

「メーカー推奨のエンクロージャーでも周波数特性のグラフはF0より下は急激に落ち込んでいて、とても優秀とは言えない代物の様です。」
https://www.fostex.jp/wp/wp-content/uploads/2015/04/FE108ESigma_m.pdf
と言った文言を以前に残しましたが、やっと聴く機会に恵まれましたので報告させて頂きます。
と言ってもYoutubeにUPされた空気録音なので帯域は詰められていますが、流石に十分再生されるはずの60Hz以下が周波数特性と同様に薄すぎて、やはり完璧なエンクロージャーで無い事が確認できました。
試聴音源は「Carpenters」の「Only Yesterday」ですが、原音で聞こえているバスドラの音が紙の太鼓の様な薄っぺらい音で、とても聴くに堪えませんでした。
また、セパレーションや解像度は録音機材や録音環境で左右されますので、あえて評価を控えますが、他の方の空気録音に比べても、Youtubeに公開できる程のパフォーマンスには至っていません。
試聴音源は著作権に抵触する恐れがあるため、URLの公開は控えさせて頂きます。
「これで十分」と思われた方は、お選び頂いても良いと思いますが、FE108EΣのパフォーマンスが十分生かされていないため、コスパを考えたら私自身は絶対に造らないエンクロージャーです。
このエンクロージャーはQO値 0.3のFE108EΣ専用機として紹介されていますが、それよりQO値の大きなFE103NV2・P1000K等には適合はしませんので、もしその様な出品があった場合は特にご注意下さい。
また、この機種は空気室内に十分な余裕が無い為、音道途中や開口部に吸音材や定在波抑制装置を多量に施す必要があります。
開口部は後からでも施工は可能ですが、音道途中(背面側)には施工が出来ないため、チューニングが不十分な場合は位相歪による周波数特性の凸凹が大きく出ると予測されます。
音源が音源だけに測定は行えませんでしたが、それと思しき音の濁りは試聴でも十分に確認は出来ました。

「D-10バッキー+FE103NV2」の空気録音 渡辺章

2023/07/25 (Tue) 22:53:44

D-10バッキーにFE103NV2を装着し空気録音した動画が公開されました。
このユーチューバーは比較的綺麗な空気録音をされる方で、高音質のヘッドホーンで聴けばその特性がよく判ります。
流石に帯域幅は詰められていますが、低域は30Hz辺りまで歪なく再生が可能なので、まずは30Hzの正弦波がお手持ちのヘッドホーンで再現出来ているか確認後に「D-10バッキー+FE103NV2」の空気録音をお聴きください。
ちなみに高域16KHz以上の音はデジタルフィルタリングされている為、だいぶ曇った音に聴こています。

※30Hz正弦波 https://www.youtube.com/watch?v=exeRki77OMY

※「D-10バッキー+FE103NV2」の空気録音 https://www.youtube.com/watch?v=D1Y07SyVXQE

D-10バッキーにFE103NV2を装着した場合、空気室容量やスロート断面積が大き過ぎて全く低域の拡大がされていない事がお判りだと思います。
おそらくFE103NV2のF0値に近い90Hz辺りまでしか再現されていない感じです。
(90Hz正弦波 https://www.youtube.com/watch?v=p4Xgxh5-3og
原音と比較試聴出来れば一番確実なのですが、もし原音に辿り着けたらお知らせ頂けたら幸いです。

D-10バッキー+FE108EΣに関しての考察 - 渡辺章

2024/02/06 (Tue) 20:27:33

HP「※良い音ってどんな音?」でも記載していますが、Dー10バッキーにFE108EΣを装着した方からは、「10cmの口径からよく低音が出る」と言う評価がある一方、「低音が出ないので専用設計で箱を造って欲しい」と言う要望を頂きます。
「低音が良く出る」と言った方は、今までに聴いた中でDー10バッキー+FE108EΣが最良で、「低音が出ない」と言った方は、さらに高性能なスピーカーの音を知っているからなんです。

改めてD-10バッキー+FE108EΣの能力を纏めてみると、上記で説明の通りFE108EΣの最低共振周波数(f0)以下が全く拾い出せていません。
そのためD-10バッキー+FE108EΣからは、FE108EΣその物の音だけを聴いているに過ぎないのです。
その理由はHP「※バックロードホーンの原理」でも説明の通り、D-10バッキーはFE108EΣのQ0(共振先鋭度)値に対し、スロート断面積が大き過ぎて振動板にロード(負荷)が掛けられていないため、全くバックロードホーンとして機能していない事を意味しています。
10cmクラスで最高峰の高価なユニットですが、バックロードホーンとして機能していないエンクロージャーとの組み合わせでは宝の持ち腐れとなってしまいます。
「10cmの口径からよく低音が出る」と言った方は、だいぶもったいない聴き方をしている状態なのです。
FE108EΣのQ0(共振先鋭度)値 0.3ですらロード(負荷)が掛けられないのですから、更に数値の大きい低能率(FE108SOL(Qo0.34)やFE108SS-HP(Qo0.39)・FE103NV2(Qo0.46)等)のスピーカーユニットとの組み合わせは、言うまでも無く「論外」です。
D-10バッキーにこれらのスピーカーユニットを取り付けての試聴記がありますが、あくまでも個人の感想であって、バックロードホーンとしての特長である最低共振周波数(f0)以下が全く拾い出せていない事は諸元Q0(共振先鋭度)の値から明らかなのです。
但しこの試聴記を載せた方は、今までに聴いたスピーカーの音の中で一番良い音だと感じた事は事実だと思いますので、頭ごなしに「間違いダ・・・」と言えないところが歯がゆい所でもあります。

また、「D-10バッキーはFE108EΣが最適であり最も相性が良いとされています」と言う宣伝文を掲載した出品を目にする事がありますが、どなたが言った言葉なのでしょう?
私の知る限りでは、試聴レビューを投稿する評論家は数多くおいでででも、「最適である」とか「最も相性が良い」等と言った論評は見た事がありません。
フリーソフトでも周波数特性が計測できる昨今、下手な事は言えない時代ですので、根拠の無い発言をしないのが評論家としての常識となっている様です。
更に空気室内部の奥行きも45mmしか無いので正面バッフル板の厚が15mmのオリジナルサイズにFE108EΣを取り付けると、空気室の背面壁との隙間が3.5mmしか無く、一番背圧のかかる空気室内の背面に最適量の吸音材が入れられません。
以上の事からも、「最適である」とか「最も相性が良い」等とはとても言えないと言う事がお判りだと思います。

案の定、周波数特性を計測したグラフでは、200Hzの僅か下に大きなディップ(急激に凹んだ谷)が観測されましたが、これが吸音材の設置状態や音道内や開口部で起こる定在波の影響等で起こる位相歪です。
200Hzをギターの音で表すと3弦の開放の「ソ」の音になりますが、その音が極端に小さく聞こえます。
音楽では判りにくいですが、周波数スイープで確認すればどなたでも確認が可能です。

D-10バッキーのスロート断面積と空気室容量から逆算すると、実効振動半径(a)は40mmでQ0(共振先鋭度)が0.2以下、更にクロスオーバー周波数を250Hzで設計したと言う事が判ります。
この数値から考えると、長岡氏はFE108EΣ専用で設計した物では無い事が明らかです。
その前にFE108EΣの販売開始日は2005年11月8日で、長岡氏はその5年前、2000年に他界してますから「最適である」とか「最も相性が良い」等と言う話は有り得ない事なのです。
問題はQ0(共振先鋭度)が0.2以下で設計したバックロードホーンエンクロージャーにQ0(共振先鋭度)が0.3のFE108Σが適応できると判断した誰かが大きな間違いを犯した訳です。

「10cmの口径からよく低音が出る」と言った方も満足して聴かれているとは思いますが、バックロードホーンとして最低共振周波数(f0)以下が全く拾い出せていないため、低域側が不足している事を理解しておく必要があります。


20HZ~20KHz周波数スイープ
https://www.youtube.com/watch?v=Y5vS13JQ2uQ
(概ね30Hz以下及び16KHz以上は ユーチューブ側でフィルタリングされている為、確認は出来ません。)


お時間が許せば、HP「専用設計バックロードホーンの勧め」をご覧下さい。
皆様からの疑問・質問、バックロードホーンエンクロージャーを選ぶ時の注意点等、詳しく解説しています。
https://sites.google.com/view/awblh/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0


「※良い音ってどんな音?」
https://sites.google.com/view/awblh/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F%E7%82%B9/%E8%89%AF%E3%81%84%E9%9F%B3%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E9%9F%B3

※バックロードホーンの原理
https://sites.google.com/view/awblh/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F%E7%82%B9/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86

高域の出ないスピーカーは聴き疲れしないのか??? - 渡辺章

2024/02/04 (Sun) 16:52:52

私感ですが、高域は音の輪郭を決める重要な音域、中音は音階その物、低域は音の深みや奥行きを現す音域、と言う様なイメージだと思うのです。
還暦を過ぎた私では、高域が16kHz止まりのP1000Kでも十分に良い音として聴く事が出来ます。
しかし高域が22kHzまで伸びているFE103NV2と聴き比べるとやはり音の輪郭の差が判ってしまいます。

ちなみに年齢に伴う可聴周波数の限界は、下記の補聴器メーカがモスキート音測定指標として公表していますので、皆さんは何処まで聞こえるか調べてみるのも良いと思います。
https://www.sainokuni-rionet.jp/choice/7_index_detail.html

20代まで聞き取れる→16kHz
30代まで聞き取れる→15kHz
40代まで聞き取れる→14kHz
50代まで聞き取れる→12kHz
60代まで聞き取れる→10kHz

検証を重ねる意味でFE103NV2の音をグラフィックイコライザーで16kHz以上の高域のみ絞ると、演奏や歌はベールを被せた様な柔らかさを感じる反面、鮮度に欠け爽やかさや音のキレが無い印象の音に変化します。
「聴き疲れしない」と言う事は、言い方を変えれば「いつまでも聴いていたい」と言う事になると思いますが、流石にこの音質では聞き飽きてしまいそうです。
聴こえないはずの音ですが、どうしてこんな差が出るのか疑問でしたが、ヒョンな事から可聴周波数外(超音波)における脳波の反応について研究された記述を見つけてしまいました。
日本生理人類学会誌に下記の様な記述があります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpa/9/4/9_KJ00003386053/_article/-char/ja/
聞こえないはずの音でα波が増加したことから、超音波を含む音は人間にリラックス効果をもたらすと言う内容です。
日頃からスーパーツイーターの追加はあまり意味が無いと感じていましたが、どうやらそうでは無さそうです。
但しCD音源や一部のアンプには高域が20KHzで切られている為、超音波(20KHz越え)で計測された結果が当てはまるかは不明です。

しかしここで思い当たる事が一つあるのですが、皆さんは同様の体験をなさった事は無かったでしょうか?
それは比較的大きな音で音楽を聞いていたにも関わらず、ついウトウトと眠りこけた事です。
これが実際にα波の増加に関連したのかは判りませんが、20KHz以下の高域でも同様の結果が得られている可能性はありそうです。
脳波を測る機材等は有りませんので、実証とまでは行かないにしても、ひょっとしたら日本生理人類学会の論評を実体験していたのでは無いかと感じています。

「高域の出ないスピーカーは聴き疲れしないのか???」と言うタイトルで自論も含めて説明してきましたが、あくまでも聴き比べれみないと判らない現象です。
また個人差も当然あるでしょうし、全ての方が同様の印象を持たれるかも疑問ですが、グラフィックイコライザーの機能がある方でしたら試してみるのも良いかも知れません。
私の結論は、効き疲れするかしないかは個人差だと思いますが、いつまでも聴いていても聴き飽きない音はやはり高域が伸びているスピーカーの方だと思います。

参考「耳年齢テスト」
https://aural-sonic.com/earagetest/

FE108EΣ用スピーカーユニット取り付け開口について - 渡辺章

2024/02/02 (Fri) 11:59:05

HP内「※バックロードホーンエンクロージャーを選ぶ時の注意点」の中で「㉑設計図を忠実に再現した物でもスピーカーユニットの取り付けが可能であるかは不明」と言う記事を追加記入したところ、FE108EΣを取り付ける場合の開口の大きさやザグリの位置等を教えて欲しいと言うメールでのお問い合わせが寄せられたので画像の貼りやすい掲示板でご紹介致します。

尚、開口寸法がカタログ値の100mmでも、8本の取り付け穴を3mmで開けた場合に開口との間隔が5mm程度しか無いため、開口寸法を大きくして取り付ける場合は確実に板割れのリスクが増えますのでお勧めは致しません。

記事のURL (「※バックロードホーンエンクロージャーを選ぶ時の注意点」)
https://sites.google.com/view/awblh/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F%E7%82%B9/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%92%E9%81%B8%E3%81%B6%E6%99%82%E3%81%AE%E6%B3%A8%E6%84%8F%E7%82%B9

バックロードホーンはチューニングが不可欠 - 渡辺章

2024/01/30 (Tue) 13:02:46

チューニングと言われて真っ先に思いつくのは楽器だと思います。
オーケストラ等で複数の楽器が同時に音を出す場合、同音とされる周波数が僅かでも狂うと唸りや歪が生じ、素敵な演奏にはなりません。
その為、弦楽器では弦の張り、木管・金管楽器では管の長さを調整してチューニングを行います。

ではバックロードホーンの場合のチューニングとは、どんな事をするのでしょう?
バックロードホーンの場合、吸音材の量や質、入れる場所で行うのが一般的で、開口部から放出される低音成分の調整を行うのが目的です。
バックロードホーン関連の書籍等では「空気室に入れる吸音材は全く入れないか入れても少量に・・・」等と書かれている物があります。
これは間違いではありませんが、これを100パーセント信じてしまうと、真面に鳴らない物がほとんどだと言っても過言ではありません。
吸音材の役割についてはHP「スピーカーシステムにおける吸音材の役割」で詳しく解説していますのでご覧になって下さい。
https://sites.google.com/view/awblh/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F%E7%82%B9/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%90%B8%E9%9F%B3%E6%9D%90%E3%81%AE%E5%BD%B9%E5%89%B2

さて本題のチューニングですがバックロードホーンの場合、スピーカーユニットの背面から出る音が1本の管で開口部に繋がっている以上、どうしても開口部から不必要な音まで出てしまいます。
本来は適切なスロート断面積と空気室容量で得られたF0(最低共振周波数)以下の周波数だけが出てくれるのが理想ですが、そうは上手く行かないのがバックロードホーン造りの難しさです。
ここで言う不必要な音とは長い管を通過する過程で、本来であれば拡散吸収されて減衰していなければいけないF0(最低共振周波数)以上の中低音が、バックロードホーンの音に悪影響を及ぼします。
その悪影響とはスピーカーユニットの正面から出る音に対し、長い管を通ってきた音は周波数によつて同相・逆相と位相変化を起こし、その音が開口部から放出される事でスピーカーユニットからの直接音と干渉して位相歪を起こしてしまう厄介な現象です。
極端な例では特定の周波数で同相の場合は音圧が上がり、逆相の場合は音が消えると言った現象で、「ボンツキ」と呼ばれるキレの無い低音が出る原因の一つにもなります。
この現象を軽減させるための対策の一つに、開口部をスピーカーユニットから遠く離すと言う方法がありますが、点音源で有利性の高いフルレンジスピーカーの特性を壊してしまうディメリットが発生します。

そこで登場するのが吸音材なのです。
先に書きましたが、「空気室に入れる吸音材は全く入れないか入れても少量に・・・」と言うのは、音道内で不必要なF0(最低共振周波数)以上の中低音が完璧に位相歪を出さないレベルまで減衰させる事の出来るバックロードホーンエンクロージャーがあって初めて成立する事で、私が今までに試作したFE108EΣ専用機での2.8mの音道長でも不可能でした。
では吸音材はどこにどれだけ入れたら良いのでしょうか。
まず一番重要な点は、スピーカーユニットの背面から出る音が真面にぶつかる空気室の奥に入れないと効果が半減すると言う事が試作段階で判りました。
仮にここに入れられないと、背面から出た音は空気室の奥で真面に反射してコーン紙にぶつかり、中高音にまで悪影響を与えてしまう不具合が発生してしまいます。
特に注意が必要なバックロードホーンは「D-10バッキー+FE108EΣ」に代表される様に空気室内の奥行きに余裕が無く、吸音材が入れられない構造の物で、同様に他の組み合わせでも存在する可能性があります。
バックロードホーンエンクロージャーを選ぶ際は、スピーカーユニット諸元を基に算出されたスロート断面積と空気室容量であるかは当然の事、空気室の奥行きにも注意する必要があります。
また一部のバックロードホーンで、音道の途中や曲がり角に吸音材を施工した物が存在しますが、効果はある程度期待できますがホーン抵抗を増やしてしまう事で開口部からの音圧が減ってしまうディメリットが発生します。
それでしたら開口部に入れた方が、後々のチューニングも可能なので、そちらをお勧めしたいと思います。

また、入れる量は沢山入れれば吸音効果は間違いなく増えますが、逆に開口部からの音圧も減ってしまいますので、試聴や周波数特性の測定を繰り返しながら増減を行わないと、適正量を決定するのは難しい作業となります。
既に完成しているエンクロージャーでは、何度もスピーカーユニットの脱着を繰り返す事になりますので、根気のいる作業となります。
現在お使いのバックロードホーンの音に満足していない方は、チャレンジしてみるのも良いと思います。
但し適切なスロート断面積と空気室容量を要し、F0(最低共振周波数)以下の周波数が拾い出されている物で無いと、いくらチューニングを施したとしても低域の改善は望めませんので、そのポイントだけは施工前に押さえておく必要があります。

現在国内メーカーではスピーカーユニットを取り付けたバックロードホーンの完成品は販売していませんが、バスレフタイプや密閉型は正確な測定を繰り返して適正量の吸音材を入れた状態で販売しているのが一般的で、ユーザーがチューニングする必要はありません。
バックロードホーンの場合、ほとんどのビルダーは完全にチューニングをユーザー任せにしていますが、何度もスピーカーユニットの脱着を繰り返す作業を強いる事になるため、私としては感心出来ません。
皆さんは、どお思いますでしょうか???

最後に怖いもの知らずの方が何の疑いも無くやるチューニングを紹介します。
それは、スピーカーユニットのコーン紙(振動板)に塗料や接着剤を塗布して重くする手法です、
一般的にスピーカーユニット単体ではコーン紙を含む駆動系では重量が増せば低域特性は良くなりますが、反面高域は出にくくなる傾向です。
ところがバックロードホーンの場合その影響で、スロート断面積と空気室容量を決める重要なQ0値が大きくなってしまうため、F0(最低共振周波数)以下の周波数が拾い出せなくなってしまいます。
その結果、コーン紙にロード(負荷)が掛けられなくなり、バックロードホーンとは呼べない邪魔な箱と化してしまうのです。
詳しくは「バックロードホーンエンクロージャーを選ぶ時の注意点」の中の「⑲スピーカーユニットの再生品にご注意下さい。」をご覧下さい。
https://sites.google.com/view/awblh/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F%E7%82%B9/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%92%E9%81%B8%E3%81%B6%E6%99%82%E3%81%AE%E6%B3%A8%E6%84%8F%E7%82%B9
くれぐれも皆さんはこんなチューニングは絶対にやらない様にお願いします。

私は試作段階で試聴や周波数特性の測定を繰り返しながら吸音材の適正量を決定し、それを基に出品機を造っている為、スピーカーユニットをネジ止めしただけで良い音でお楽しみ頂ける様になっています。
また、エンクロージャーにお付けしているポリエステル綿(サックスタイプのみ)を開口部に入れる事で、簡単に低域の微調整が可能な事も特徴の一つです。
塗装も含め製作には時間がかかり、皆様にお待たせ致している現状で申し訳なく思いますが、多くの皆様に音楽のお供に加えて頂ける様、日々製作に勤めておりますので、よろしくお願いいたします。

塗装と鏡面仕上げの勧め 渡辺章

2024/01/22 (Mon) 13:38:33

以前から「根拠の無い事柄は言うべきでない」と発信しておきながら、今回の話は裏付けとなるデーター等の根拠はありません。
その内容はと言うと、エンクロージャーに塗装&鏡面仕上げを施すと、音が変わると言った内容です。
試作機第1号となるFE103NV専用機において、早く音が聴きたくて塗装前にユニットを取り付けて試聴したのですが、その後に塗装&鏡面仕上げを施した物と明らかに音の明瞭さが変わった事です。
その後、FE126NV専用機・FE166NV専用機でも試しましたが同様の結果だったため、見かけや値段で音が良く聞こえると言うプラシーボ効果では無い事を確信しました。
しかし塗装&鏡面仕上げの前後で周波数特性を比べても、全く変化は認められないために塗装に関するご質問でもない限り公表は控えていた事柄でした。
ご落札頂いた方からは、「音離れが良い」と言うご評価を頂きましたが、今考えると確かに塗装前は音が前に出てこなかったと言うか、オーケストラの奥行きが感られなかった印象があります。
塗装&鏡面仕上げを施した後の物は、左右のバランスは当然ですが、金管・木管・弦楽器等の前後の位置関係が明確で、全体的に演奏するステージの奥行きが増したように感じます。
裏付けとなるデーター等が無い以上、音の改善と言う意味では塗装&鏡面仕上げをお勧めする事は出来ないと思いますが、見かけでは十分に施工する価値はありますので、お時間が許せば是非にチャレンジして頂きたいと思います。
木肌の日焼けや湿度変化による経年劣化の予防にも繋がります。
そしてご自分の耳で、音の変化を確認してみて下さい。

尚、塗装に関する内容はHP「皆様からの疑問・質問」の方でご案内致しておりますので、参考になるかと思います。
HPでは、オイルステイン塗布からのクリアー塗装をご説明していますが、ペイント塗装もほぼ同様で2回3回と塗り重ねる度にサンドペーパーで平滑面を造る事が、綺麗な鏡面仕上げを造るポイントです。https://sites.google.com/view/awblh/%E7%9A%86%E6%A7%98%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%96%91%E5%95%8F%E8%B3%AA%E5%95%8F/page_6
塗装は何度失敗してもやり直しが出来ますので、是非チャレンジしてみて下さい。。

この掲示板では皆様のご意見・ご希望・質問や、ご落札頂いた皆様からの試聴レポート等、何でもをお受けしていますので、遠慮なくご投稿頂けたら幸いです。

バックロードホーンに対する間違った認識 渡辺章

2024/01/17 (Wed) 13:53:37

皆さんがバックロードホーンと認識しているエンクロージャー(スピーカーの箱)は、スピーカーユニットの背面からホーン状の筒が開口部に繋がっている物だと思っている方がほとんどではないでしょうか?
実はこの事が大きな間違いで有り、バックロードホーンとして機能していない偽物が世の中に蔓延している原因だと言っても過言では無いと思います。
本来バックロードホーンはスピーカーユニットの諸元を基に、適正なスロート断面積と空気室容量を有し、スピーカーユニット単独では得られない最低共振周波数(f0)以下の周波数を、振動板にロード(負荷)を掛ける事で拾い出し、ホーンの単一方向性・拡大効果で開口部から放出する仕組みのスピーカーシステムなのです。
ですからエンクロージャー単独ではバックロードホーンとは呼べず、スピーカーユニットとそれに適合したエンクロージャーの組み合わせがあって、初めてバックロードホーンと呼べるスピーカーシステムが成立する訳です。
バックロードホーンの正式な名称は、「back-loaded horn speaker」。
この「loaded」と言う言葉は、負荷を掛けると言う意味で、その為にはスピーカーユニットの諸元に適合したスロート断面積と空気室容量が必要となります。
詳しくは私のHP「専用設計バックロードホーンの勧め」で詳しく解説していますので、皆様が偽物を手になさらないためにも是非お立ち寄りください。
https://sites.google.com/view/awblh/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

出来損ないでも・・・ 渡辺章

2024/01/18 (Thu) 12:54:00

スピーカーユニットとそれに適合したエンクロージャーの組み合わせがあって、初めてバックロードホーンと呼べるスピーカーシステムが成立すると言うお話をしましたが、出来損ないでも低音が強調される物が存在します。
以前どこかで書いていますが、スピーカーユニットから出る低音と開口部から出る低音が同相になった場合、低域の音圧が上がる現象が起こります。
ユーチューブで周波数特性のグラフを映しながら実しやかに「低音が良く出ていて原音より迫力がある」等と紹介した動画が公開されていましたが、これが正しく同相が起こした結果で、バックロードホーンの機能とは全くかけ離れた現象です。
そこから聞こえる低音はキレが無く、一般的に「ボンツキ」と言われる汚い低音で有る場合がほとんどで、私自身もバックロードホーンに興味を持った時期に造った物が正しくコレでした。
ユーチューブで配信された方も含めて、これがバックロードホーンの特性と勘違いされている方が少なからずいる事は紛れもない事実です。
そして何の疑いも無くバックロードホーンの音だと間違った認識をしているのです。
この事が「バックロードホーン=癖のある音」と言い続けられる原因の一つで有る事を是非に知って頂きたく思います。

バックロードホーンはスピーカユニットそれぞれの最低共振周波数(f0)以下の周波数が再現できなければ、本物ではありません。
ちなみに最低共振周波数(f0)とは、スピーカーユニットの振動板自体がもつ周波数で、スピーカーシステムからでる低域の最下限と考えてほぼ間違いありません。
振動板がいくら動いても空気に音を乗せられない、いわゆる空振り状態なのです。
バックロードホーンは最低共振周波数(f0)以下を拾い出せる仕組みのエンクロージャーだと言う事を覚えて頂きたいと思います。

詳しくは「※バックロードホーンの原理」でご説明いたしておりますので、お読みで無い方は是非ご覧下さい。
https://sites.google.com/view/awblh/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F%E7%82%B9/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86

スピーカーユニットの再生品にご注意下さい 渡辺章

2024/01/07 (Sun) 21:08:29

久しぶりにMカリを覗いていましたところ、気になる出品に目が止まりました。
それは、スピーカーユニットのコーンに塗装した物やエッジ交換等の再生品を装着したバックロードホーンです。
それは何故ダメなのか、HP「様々な疑問点」の中の「バックロードホーンエンクロージャーを選ぶ時の注意点」で「スピーカーユニットの再生品にご注意下さい」と言うタイトルで詳しく説明していますので是非ご覧下さい。
以前にもお話した通り、バックロードホーンは他のスピーカーシステムとは異なり、非常に繊細なスピーカーシステムです。
僅かな特性の変化でも低域特性が大きく変わってしまうため、バックロードホーンの動作原理も含めてこの機会にご覧頂く事を強く希望します。

「ホームページ」https://sites.google.com/view/awblh/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
「様々な疑問点」https://sites.google.com/view/awblh/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F%E7%82%B9


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